あいのこども

 ほたるを見に行ってから終電で帰宅する毎日。それぞれ病院をよくしようという思惑(?)があって、それぞれが自分以外のことを見落としている。

 上肢のリラクゼーションをやっていたらラジオからギターの音が流れてきた。ちょっと古ぼけたやさしい音。僕のなかのリハ室の時間が急にゆっくりになって、不覚にも涙がでてきてしまった。患者さんは気持ちよさそうに目をつむり、僕は変な緊張がつたわらないようこらえている。窓の外にみえるリハ庭園の雑草が初夏のそよ風にゆれている。

結局今日も終電。明日は下肢の勉強会。

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ほたるの光

 今日は久々に定時で仕事が終わる。帰りがけにとある公園にほたるを観察にいく。

夏至が近いせいか7時すぎても、あたりは明るい。ようやく暗がりはじめた水辺のあたりにぽつぽつと光の点がすーっという感じで宙を舞うのがみえる。低い水辺にだけ現れるのかと思いきや、水辺から木の枝のほうへ上をみあげて消えていく。風で葦が揺れる音や蛙がたまに鳴くなかで、静かに光が舞うのは幻想的。 小さく光る姿が夕闇にどんどん映えていく。手ですくってそっと宙へ放す。

帰りがけの駅までの散歩道には、生活の音と光が彩られている。

 観察後、モスで「サブリミナル・インパクト」を途中まで読む。音楽の起源のひとつとして求愛説があり、愛が究極の情動なら歌こそが究極の情動喚起装置であるという。ならばホタルは光が情動表出なのか。ホタルの成虫の寿命は2週間ほど。成虫だと水分摂取しかしないそうだ。はかないな。

今、観察できるは源氏蛍、1月後にはひとまわり小さい平家蛍をみることができるみたいだ。

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タクシーの運転手さんの趣味

 今日は午後休みで、夕方から湘南OT交流会に参加。

 テーマは「手作リテーション」で講師は、活導メソッド研究所の小原先生。「手作リテーション」の由来は三好春樹の「遊びリテーション」から影響を受けているとのこと。YKK(やすい、かんたん、カッコイイ)をモットーに、手作りのアート作品を作成する。その作品作りに熱中することで熱中して我を忘れてしまうこころの状態へ導く。本日は「色柄文字」の挑戦。好きな字体を色紙大の大きさにコピーしたものをマジックで型どりし、広告の紙をちぎり、またはハサミで切り、貼っていく。なるほど、広告の紙は良質で、とくにカメラの広告はデザインもキレイで、無目的にモザイク状にはっていくだけで思わぬ色彩のグラデーションになる。楽しい!! 小原氏はYKKから、いろいろな作品づくりを開発し紹介してくれた。また作業療法の「作業」という言葉の呪縛を再考し、「occupation」の適訳を「活導」とし、明確にPTとの違いを主張していたと思われた。確かに、ただし回復期病棟では、対象者のニードが身体機能回復であり、「手作りテーション」がどこまで有効か疑問に思われたし、対象者の状態に合わせて他の手技や方法と使い分けていくべきと思われた。ただ小原氏はボバースのアドバンスコースを受講しており、そこに限界を感じて今の考えたかたに至ったらしい。

 懇親会に参加し、終電で帰るも電車を乗り過ごす!!。本当に最近多いな。しぶしぶタクシーで帰宅しようとタクシーに乗りこむ。

気さくな運転手で会話をしていると、「休みの日はこんなの作っています」と「楊枝入れ」を見せてくれた。小さいは法被やYシャツのかたちをした折り紙のようできれいだ。運転しながら、信号まちのときは後方座席の私にむかって折り方を教えてくれる。なんだか酔っ払って記憶もおぼろげなのだが、このような折り紙の織り方をいろいろ開発しているらしい。そしてたまに老健施設などで一緒に入所者と活動していると、得意げに話す。うーむ。

「手作リテーション」はタクシーの運転手が実践していたのだ!!

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ローズマリー

 今日は園芸療法の講習会に日比谷公園までいく。

ちょうどお昼どきの日比谷公園はおもしろい。背広姿の方たちも昼休み。ひたすら鉄棒で懸垂やっている人。トランペット吹いている人もいてオフィスで働くひとたちの憩いの場。

 はじめて松本楼でランチをとる。オムレツだが、たまごふわふわでウナギもは入ったあんかけソースで、オムレツの中はうなぎごはん。美味しい!! 職場のランチもこんなんだったらなぁ

さて、園芸療法は、

 ペットボトルに新聞紙をまいてプランタを作り、ピートや土を蓮華でまぜあわせ、ローズマリーを適度な長さに切り植える。そしてペットボトルの如雨露で水をやる。

これなら高齢者もできそうだ。机の上で簡単。そして、新聞紙を折ったり、土の配分やさまざまな作業工程が入っている。

講義は眠かったかったけど、ローズマリーの香りで目がさめる。

ローズマリーには育毛効果があり、高いポリフェノール含有量から消臭効果。また記憶改善効果もあるといいことずくめだな。でも嗅覚に訴えるって発想は納得がいく。

国会図書館によって肩の文献複写して帰宅。

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ボーンフォアライフ

 本日、横浜方面にボーンフォアライフの勉強会に行く。

残念ながら当初講師予定だった若狭先生は来れず、前回のCDを聴きながらボディワークを楽しむかたち。

はじめは、骨盤の仙骨を天井にむける。これがなかなかむずかしい。どうしても腰椎を動かしてしまい。肩や顎にも力が入ってしまう。足で床を蹴るだけで動かす。f腹部、肩はゆるめる。頭側の壁に両手をつき押しながら骨盤を動かす。足と協調的にゆらすように仙骨天井にむける。床にむける。

地団駄踏むみたいに膝屈曲位から足底を床から離し、落とす。まじめな顔でやらない。

7mの布でターバンをつくり、頭にのせて歩く。「朝のタオル」は鎖骨下を押し、背中にまわした布を肩、腰にあて引っ張り、胸椎を動かす。

  示指を鍵状にし口にくわえ、顎を前方へ。頚椎を後方から押す。20パーセント圧力。鼻の下や口のまわりをPIP関節でタッチしていくとその部分の血流が増す。触刺激により注意もいきやすい。呼気と吸気、ピンクと青etc

だんだん行っていくと臥位でのスキャニング時に支持面が広がるのがわかっていく。軽くなった感じ。背が伸びた感じ。骨も生体であり、日々環境、姿勢、動作、行為の影響を受けている。 宇宙飛行士が帰還したときの骨はどうであろうか。

 うーむ。CDを流して、それに従っただけでこれだけ変化があるとは・・・。

日々、患者さんの体に触わらせてもらっているが、その前に自分の体への気づきがなければ説得力ないよな。今日はご褒美です。

明日は下肢のバイオメカニクスについて学んできます。

昼食は中華街で空いていたお店でえびちりを食べる。それにしても並んでいた「栄楽園」なる店が気になる。

夜は「koedo」ビールで090530_132901 090530_200601

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絵のワークショップ

 池袋方面に絵のワークショップに参加。

講師は景子さん。描き方が自由で、エネルギーを感じる。色を塗るのに使用している「エヘン虫」のようなマッサージボール。普段、僕は感覚障害の方のリハビリで使用しているが、実は「絵の具を塗る道具でもあるんだ」と、目から鱗が落ちる。
 片麻痺の方の動作はワンパターンになりがち、そこで関節の動きに遊びを入れたり、筋をほぐしたり、できない動作のやり方を一緒に考えたり、学ぶプロセスをお手伝いさせてもらっている。
 実は自分の絵を描くことも、片麻痺の方と同様でワンパターンだったんだなと感じる。床で描いたり、左手で色鉛筆の先から紙につたわる摩擦。絵の具を手で塗る感触。紙を手でさする感じ。色と色の混ざりあい。線や面の無秩序にみえそうで、どこか組織だった感じ。おおきな発見!!

うむうむ。普段の日常生活の自分の動作パターンは一定で型にはまって自動的で、あまり意識しなくてもできることばかりだ。 ただ、それは混乱しないための脳の戦略かもしれないけど、潜在的可能性を忘却させてしまっていることでもある。

 今日は自分に対するちょっとしたリハビリだったのかな。
買ったがいいが、普段あまり使わないプリズムカラ―の色鉛筆たちもさぞかし喜んでいたことでしょう。ほんとに絵の具のにおいもここちいいものでした。

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脳の中の身体地図

 最近、『脳の中の身体地図』を読んでいる。 いろいろ示唆に富むことが多く。今日はメンタルトレーニングがよく効くことについて関心させられた。

運動をイメージするときは実際に運動を起していないので一次運動野は抑制されているが、高次運動野はフルに回転しているとのこと。ただしこのイメージはなじみ深い動作をしていることがポイント。

まだある運動に慣れていない初心者に運動イメージすることは禁物で、まだ運動マッピングできていないから意味がないとのこと。

このことをスコット・フライという神経科学者は脳卒中患者の回復に役立てようとしている。イメージすることで高次の運動マップは働き続け、運動は再現されている。ただ、まだ検証ははじまったばかりとある。

また、ミラーボックスを使った治療法も紹介されている。先日のハンドセラピー学会の学術集会で特別講演された住谷先生も幻肢の患者、CRPSの方に使用していると紹介していた。

このミラーボックス自主トレとして行ってもらうのはよいと思った。

4章に紹介されたダーツのイメージトレーニングの実験では、イメージトレーニングと実際の練習を併用した群は実際の練習群よりかなり点数の向上がみられている。

回復期病棟でも自主トレで、ミラーボックスやイメージトレーニングを行っていくのが回復度合いが向上すると思われた。

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新年度

 仕事のほうでは、先月は2年目の終りということでいろいろな勉強会に参加しました。

ボバース、PNF、ハッチポッチ、高次脳機能と盛りだくさんでした。少しずつ吸収して偏らず、焦らずやっていきたいと思います。

3月は頼りにしていた同期や先輩が何人か辞め、新人ばかりの職場で心細い限り。 4月に入り、同じ学校の先輩が入職され偶然の再会。うれしい限り。別れあれば出会いあり。

 昨日は同期と地元の馬刺し屋と屋台のような沖縄料理屋をはしご。「モチベーションはないが体力はある」と同期は言っていたが、「モチベーションはないが、体力も落ちてる」私。そんなネガティブはやめにして3年目は何かをしようということで一致。

 新年度新たなスタートですね。

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ドルフィー

昨日は桜木町のドルフィーに中村善郎のボサノバを聴きに行く。

 小雨が降る寒い日曜日。昔郵便を配った野毛の都橋商店街近くにドルフィーはある。ラガーの瓶ビールがメニューにあるところが素晴らしい。モーションブルーじゃ考えられない。演奏中、店員が申し訳なさそうに店の外に出て階段でシェイカーを振っているのもよい。

 曲はアントニオ・カルロスジョビンのを多く演奏。どっかで聴いたことあるけど、タイトルがわからない、思い出せない。最初のステージ最後の曲で、何かCMで使われた曲と、邦訳すると「性格の不一致」という曲がとても印象的。フルートの城戸夕果さんの演奏がよかったな。フルートってここまでアグレッシブな演奏できるんだね。またフルートってどこかさわやかで心地よいね。 

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車いすSIG講習会 in 滑川

 一昨日から車いすの講習会へ富山の滑川に行ってきました。

「知ろう 活かそう 車いす!」とのテーマで、「姿勢 移乗 移動」をキーワードに座学中心ででした。

身体計測の仕方、クッションについて、急性期、回復期、維持期にどのような点に着目して車いすを適合したらよいか等、盛りだくさんの内容でした。

とくに印象が残っているのは、2日目の大渕先生のギャッジアップケアの問題です。

三モーターのベッドを勤務先の病院で使用し、経管栄養でギャッジアップを使用するが、あまりギャッジアップ姿勢について考えていなかったと深く反省。現在の3モーターベッドでは背上げ軸と足あげ軸が患者の大腿長にあっておらず安易にギャッジアップしてしまうと、胸腰椎のみで上半身を起している状態で、この状態で足部を上げてしまうと骨盤は沈みこみ、この結果、胸郭は狭小化し、呼吸は浅くなり、おう吐物の誤嚥の危険を誘発し生命へのリスクがある。これだけでなく脊柱の変形の助長、じょくそう発生の原因にもなる。

 合わない3モーターは不要であり、2モーターで適切なクッションで対応したほうがよいとも。ギャッジアップケアの前にまず車いすシーティングをきちんと行わねば。

 金曜日、富山に入ったのだが、富山駅前の呑み屋でほたるいかの沖漬けを肴に「富美菊」で一杯だけ。のはずだったが隣の接着剤会社のサラリーマンと楽しく呑んでしまったので二杯が三杯になり四杯のんで、初日は二日酔いでした。

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